【天皇賞・春予想】難解、仁川の長距離戦を制するのは

◎ディープボンド

京都競馬場改修の影響で阪神開催となった今年の春天
京都はゴール前が平坦かつ手前で下り坂があるが、阪神はゴール手前で坂を登る必要があり、これまでの春天以上にスタミナとパワーが要求される。
また、外回りコースから内回りコースへの切り替えもあり、最終コーナーは17頭もいるとかなりタイトになるため、その点を意識せず走れる逃げ・先行勢が有利と見える。

菊花賞阪神大賞典のレースを見るに長距離の適正は問題なしで、特に前走ではかなり悪い馬場状態の中でもグイグイ進む推進力、スタミナとパワーは今回のメンバーでは屈指。
父が獲れなかった悲願の古馬G1タイトルをつかみ取れば、凱旋門も見えてくるのでは?
## 馬場が重くなる想定だったが、良~稍重であればワールドプレミアやカレンブーケドールとの切り替えも検討。


○ワールドプレミア
▲カレンブーケドール
アリストテレス
△ユーキャンスマイル
×オーソリティ


次点でワールドプレミア。マンデラの仔は体質的に弱い面があり、これまでその点で苦労していたようだが、今回はかなり状態が良くその不安は払しょくされた。
あとは3200m適性がどこまであるのか。菊花賞有馬記念共に武騎手の好騎乗に助けられていた感があるので。

レンブーケドールはどのレースでも相手なりに走れる能力を評価。
牝馬は来ないというジンクスを跳ねのけたい。

その他は上位勢に比べて何かしらの致命的な問題を抱えている。
アリストテレスは気性面、ユーキャンスマイルはノドの調子と脚質、オーソリティは右回りと川田騎手の長距離成績。
能力自体は高いものを持っているので、上手くピースがハマれば面白い展開になる。

穴はナムラドノヴァン、ディバインフォース、オセアグレイトのどれか。
1頭だけ選ぶとしたら阪神大賞典でユーキャンスマイルと差のないナムラドノヴァン。

ディアスティマは松籟ステークスの勝ちっぷりが見事だが、2着馬のタイセイモナーク
次走の阪神大賞典で1着に3秒近く離される11着。良くてG3止まりレベルと想定。
単騎逃げならチャンスはあるが、同型のジャコマルに絡まれる可能性が高く、息つく暇もない
キツいレースを強いられ、最終コーナー辺りで上位勢の格好の的になりそう。
紐は広く買うので抑えるが、点数少な目であれば正直バッサリ切ってもいいと思う。